総コレステロール、中性脂肪の怖さ

副次的に経過を捉えていた総コレステロール、中性脂肪、悪玉コレステロール善玉コレステロールも改善していました。参加者の自覚症状として、膝痛、腰痛、肩こり、疲れやすさなどが改善したとし、全体的な健康イメージそのものの向上が得られたのでした。このような、リアルなメタボリックシンドローム予防教室の手法は、半バーチャル・半リアルなダイエット教室にも見られるようになりました。個別指導だけでなく、グループ指導を設けるものです。かつての「ビリーズ。ブートキャンプ」の爆発的な人気の秘密は、自宅での個人レッスン(これはリアルです)と、同じ目的を持つ者たちによる、その結果のレポーティングとグルーピング(これらは媒体を絡ませた、バーチャルなグループワークと言えます)にあったかと思われます。

 

そのためにも、指導のプロセスに、行動心理学に準じた見守りと支援(見ている、応援している、見られている、応援されている)という継続的手法を用いることが大切なのです。いずれのケースにしても、ライフスタイルの変容の段階を、関心期で終わらせることなく、実行期ないし維持期まで続けることが重要であり、教室終了後も継続できる環境づくりが求められます。地方自治体の取り組みに限らず、 一般企業でも、社員に対する予防医学的なアプローチは、注目度を増すばかりです。仮に、ある保健指導システムを導入しようとする企業があるとすれば、費用対効果を検証し、サービスの貢献度を示すデータは必須です(6。ぺ‐ジ‐人あたりの医療費)。今後は、個人成果だけでなく、社員の欠勤状況、就業状況、受診状況などを調査していくこともまた、保健指導の重要な要件となってくるでしょう。