上半身肥満はホント厄介

ウエスト周囲径を測定し、上半身肥満の人、いわゆる内臓脂肪型肥満の114人をスクリーニングしました。この114人に「お腹すっきリスリム教室」への参加案内を送付したところ、2。人が、このメタボリックシンドローム予防を目的とした教室に参加してきました。最初に、参加動機や意気込みについてのグループワークを行い、メタボリックシンドロームの学術的な講義の後に、各自により目標設定、スリム宣言をしてもらいました。2回目のグループワークからは、セルフモニタリングの結果をもとに、互いの達成度の確認、空腹時の克服方法などについて話し合い、成功者には一言スピーチをしてもらうことにしました。最後に終了式を行い、記念写真を撮ります。介入3か月後には、体重は平均で3・8キロ、腹囲は平均6olセンチメートル、統計学的に有意に減少しました。

 

さらに、血糖、中性脂肪の値も同様に有意に下がり、善玉コレステロールは有意に上昇していました。当然、当初の目的であるメタボリックシンドロームは半減したのでした。また、長岡市と京都医療センターが協力して行った調査報告(保健師ジャーナル、2007)では、カラダに無理なく、健康的に痩せることを目的に、市の広報や個別通知で募集した36?55歳の女性26人を対象に、グループワーク、食事の試食、講義、運動実践などの内容で計6回実施したケースがあります。出席完遂率は92%でしたo結果、体重は平均5o7キログラム、BMIは3・2蛇/2mヽ体脂肪は2・7%減り、体年齢は実に4・9歳若返りました。体型も、ウエスト6・1センチメートル、ヒップ4・1センチメートル減少し、いずれも統計学的に有意な改善が見られました。